まいぷれ広島 編集部が行く！
佐伯区のボランティアグループ、「五日市音訳グループ」さんと、点字グループ「つぼみ」さんへお邪魔しました！
2014/05/19
佐伯区のボランティアグループ、「五日市音訳グループ」さんと、点字グループ「つぼみ」さんへお邪魔しました！
録音図書には、919タイトルの音訳CDやカセットテープが保管されています。
みなさんこんにちは！
まいぷれ広島編集部です。
今回、広島市佐伯区地域福祉センター5階、ボランティアグループ、「五日市音訳グループ」さんと、点字グループ「つぼみ」さんの活動を取材することが出来ましたのでご紹介いたします。
「五日市音訳グループ」さんでの活動をご紹介♪
「五日市音訳グループ」さんは、1982年に始まった視覚障害者の方への音訳テープ、現在は音訳CDの作成に取り組んでおられます。
視覚障害者の方々へ毎月、その月の季節の話題や社会の話題をリサーチした「こえのたより」を制作し郵送しておられます。
6月号では、ワールドカップの情報や、梅雨時期に備えて防災関係の情報が準備されていました。
今までに、197タイトルの音訳を行ってこられた第一期生の方にインタビューしたところ、 去年音読した、黒田官兵衛の物語は37時間の録音となったようです。
( ﾟДﾟ)凄いです！！
現在、佐伯区地域福祉センター5階 ボランティアセンターに有る録音図書には、
919タイトルの音訳テープやCDが保管され、視覚障害の方であれば、無料で貸出でき、郵送してくださいます。
ボランティアの皆さんは、それぞれ自分の録音機やパソコンで録音を自宅で行い、ボランティアセンターで校正を2度行っておられます。
【CDに音訳するまでの工程】
本の下読み→人名、地名等のアクセントの確認→録音→校正（確認）→貸出依頼主へ郵送
以前はカセットテープに録音していましたが、1冊の本を音訳するとカセットテープ（90分）が4～5本必要だったところ、CDだと1枚で録音が可能となり、とても効率的になったようです。
毎月、第一、第二水曜、金曜日に、皆で音訳の勉強会を開いて音訳の技術を磨いていておられます。
上手に音訳できるよう、先輩が指導してくださるので、音訳に自信を持って取り組むことができます。
本日集まっておられた、五日市音訳グループの皆さまと一緒に「はいチーズ！」
点字グループ「つぼみ」さんでの活動をご紹介♪
時には、手作業で点字を打つこともあります。
点字グループ「つぼみ」さんも、取材させていただきました。
現在会員数15名の皆さんで、毎月、朝日新聞の朝刊に連載のコラム「天声人語」を、点字にし視覚障害の方へ郵送しておられます。
さすがに、手作業での点字には時間がかかります。
現在、こちらの施設にはパソコンと連動して点字を打つ機器があるので、効率的に点字版を作成することが出来るようです。
つぼみの皆さんは、自宅でコラムや情報をパソコンを使用して登録し、点字に変換されたデータを、広島市の特別支援学校に提供されています。(^^♪
最近は、点字つき絵本も制作されています。
目の見えないお母さんが、お子さんを膝にのせて絵本を朗読してあげることも、点字つき絵本ならば可能になります(^^)
シール台紙に点字し、絵本に貼りつけていくので全て手作業で行われる点字つき絵本。
お母さんの気持ちを感じながら根気強く行っておられるようです。
点字の体験は、年に一度、佐伯区が主催するフェスタ等の催し物のがある時に体験できますので、今後の情報をお見逃しなくお越しくださいね。
本日集まっておられた、点字グループ「つぼみ」の皆さまと一緒に「はいチーズ！」
【ボランティアグループの皆様より】
地元の視覚障害の方に是非これらの音訳CDや点字版をご利用いただきたいと思います。
また、このようなボランティアの活動に参加し地域に貢献されたい方はお問合せください。
五日市音訳グループ、点字グループ「つぼみ」の皆さま、取材に応じてくださりありがとうございました。
広島市佐伯区地域福祉センター5階 ボランティアセンター
【住所】
広島県広島市佐伯区海老園1-4-5
【TEL】
082-921-3360
【受付時間】
月曜～金曜 10：15 ～ 17：00
【アクセス】
JR 山陽本線 五日市駅下車 徒歩10分
広島電鉄 宮島線 佐伯区役所前下車 徒歩1分
広電バス 佐伯区役所前下車 徒歩1分
